薬剤師会の活動

中野区薬剤師会の活動内容と取り組み

中野区薬剤師会は、社団法人設立30周年を迎えて、広く区民のために活動しています。

薬と健康の相談会

中野区民の皆様の保健衛生と薬事衛生の向上のために活動しています。毎年10月の「薬と健康の週間」の期間中には、区役所ロビーや会員薬局の店頭において「薬事相談会」を開催しています。
「中野まつり」でも区役所ロビーで医師会、歯科医師会等と協力して、健康相談やお薬の相談を行っています。

薬物乱用防止活動

覚せい剤や大麻など、医療目的にない薬物の乱用防止活動を推進しています。学校薬剤師として、小中高等学校などでの薬物乱用防止活動をはじめ、薬物乱用防止指導員や薬物専門講師として地域での講演活動も行っています。
また、中野通り桜まつりや中野まつりでは、薬物乱用防止推進中野地区協議会と協力して街頭キャンペーンを行っています。

地域防災活動

震災などの災害時には、薬剤師班として、医師会や歯科医師会などと協力して医療救護活動に従事します。
中野区とは、「災害時の医療救護活動についての協定書」及び「災害時における応急措置用薬品等の優先供給に関する協定書」を締結し、中野区災害医療救護訓練等にも参加しています。
東日本大震災の被災地にも会員薬剤師が出動し、災害支援活動を行いました。

学校薬剤師の活動

中野区内の区立小中学校や都立・私立の中学校、高等学校、養護学校などの児童生徒の健康向上のために活動しています。
学校薬剤師は、校内の水道やプールの水質検査をはじめアレルギー疾患の原因となるダニアレルゲン検査、炭酸ガスなどの空気検査、明るさやまぶしさを調べる照度検査などを実施し、児童生徒の快適な学校環境衛生の保全に努めています。

針刺し事故防止事業

インスリンなどの注射で使用した注射針の無料回収事業を行っています。使用済み注射針が、一般家庭ごみとして出されることにより、区民や清掃作業員の針刺し事故が多発していました。この事故を防止するために、使用済み注射針を会員薬局で回収し、焼却処分まで責任を持って管理しています。

薬局DOTS事業

結核患者さんのための服薬支援「結核患者の直接服薬確認療法 DOTS」を全国に先駆け、中野区保健所と協力して会員薬局で実施しています。
薬局DOTSは、薬剤師が直接薬の服用を確認することにより完治率が上がる非常に有効な療法です。この事業は全国的にも注目され、各地の薬剤師会や保健所主催の研修会に講師を派遣し普及に努めています。

地域保健福祉活動

区民の保健福祉及び医療の向上のために、区内各地域で講演会や薬事相談会を開催しています。
また、中野区保健福祉審議会、中野区地域包括支援センター運営協議会、中野区国民健康保険運営協議会、中野区介護保険認定審査会などに委員を派遣し、区の保健福祉行政に協力しています。
グループホーム「ほっとステーション鐵庵」の地域運営推進会議にも委員を派遣し、高齢者介護の現場と意見を交換しています。