お知らせ

関連リンクに「帝京平成大学 薬学部・薬学研究科」を追加いたしました

2013.12.05

 
当会ホームページ「関連リンク」に
(http://www.nakayaku.or.jp/link)
「帝京平成大学 薬学部・薬学研究科」を追加いたしました。

 

「関連リンク」 (内部リンク)

 

中野区医薬品管理センターの開館時間を追加いたしました

2013.07.08

 
当会ホームページ「アクセス」について
(http://www.nakayaku.or.jp/access)
中野区医薬品管理センターの開館時間を追加公開いたしました。

 

「アクセス」 (内部リンク)

 

「一般用医薬品の薬局等における対面販売強化」について

2013.06.23

一般用医薬品の安全・適正な使用のために
 
 
日本薬剤師会 意見広告
『「お薬の安心」が、自己責任になっちゃうの?
 ~ 私たち薬剤師は、一般用医薬品のインターネット販売全面解禁に反対します。~』
http://www.nichiyaku.or.jp/0513/
(外部リンク)
 
上記ホームページをご覧ください。
 



 

緩和ケア推進イベント「オレンジバルーンフェスタ2013 in新宿」のお知らせ

2013.05.24

 
「オレンジバルーンフェスタ2013 in新宿」が開催されます。
 
 
<開催日時>  6月8日(土)~9日(日) 11:00~17:00(9日は16:00)
<開催場所>  新宿駅西口広場イベントコーナー
 
東京都・区西部緩和ケア推進事業運営会議主催のイベントです。
緩和ケアの啓発・普及活動と今後推進される地域在宅医療の連携を目的とした内容となっています。
新宿区、中野区、杉並区の地域がん医療を支える医師、薬剤師、看護師、ソーシャルワーカー、
理学療法士、栄養士等、多職種が地域や職種の壁を越えて緩和ケアの普及に努めます。
ぜひ、ご参加ください。
 
詳しくは下記ホームページをご覧ください。
http://www.orange.tokyo.jp (外部リンク)
 


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 ⇒ ダウンロード用(PDF)
 

平成24年7月 救命講習

2012.07.14

 

「救命講習参加の感想」

 

 7月1日(日)午前9時~12時まで中野消防署において救命講習会が開催されました。
本会から13名の会員が参加しました。中野区消防署の方々の指導の下「救命処置」の3つの処置である ①心肺蘇生、②AEDによる除細動、③気道異物除去の体験をしました。練習用の人形5体を相手に、一人ずつ体験させていただきました。

 

nakayaku_gakujutsu_20120701_01

 

 20年ほど前に子どもの幼稚園での救命講習に参加した経験はありましたが、体験講習は初めてのことで、人形相手でも胸骨圧迫などかなりの力が必要で、悪戦苦闘しました。また、人形は、適切な深さまで圧迫すると音がしますが、人の体では当然音はしませんので力の入れ具合が難しいと感じました。

 

AEDも初めて操作しましたが、スイッチを入れると音声で指示してくれるので、そのとおりにすればよい、ということが分かりました。ただこれも実際の場面では、傷病者の服を切り裂いて体を露出させないといけないケースもあると聞き、家族や知人の場合はともかく、街中で遭遇した場合は、自分にはなかなか難しいのではないかと不安も感じました。

 

 参加して思ったことを列挙しますと。
・一度でも(講習等で)体験しておく事。
・その場に居合わせたら躊躇せず動く事。
・複数で協力する事。
 人命に係わることですから医療に携わる者として今日の体験をしっかり身につけたいと思いました。

 
                                     (H.T)

 

nakayaku_gakujutsu_20120701_02

 

平成24年度第2回 中野区薬剤師会学術講演会

2012.06.27

平成24年6月13日:中野サンプラザ

 

「平成24年度第2回中野区薬剤師会学術講演会の報告」

 


 

『疥癬 診断と治療』
 哲学堂くすのき皮膚科 院長 楠 俊雄 先生

 

疥癬虫(ヒゼンダニ)について

ヒゼンダニの大きさは0.4mm程で手の指紋の厚さと同じ。感染すると角質層2~4mmの疥癬トンネルを作り、卵やフンをするため非常に痒みが出る。

潜伏期間が4~6週間と長いためピンポン感染する。

ヒトの皮膚から離れると2~3時間で死ぬ。また50℃10分の過熱で死滅するためシーツ等は熱湯消毒する。

 

好発部位

手、手首

足、足首

外陰部

84.8%

40.5%

37.0%

36.0%

 

 

治療法

疥癬虫発見のコツは感染トンネルを探す事と好発部位を知る事。発見した場合注射針などで取り除く。

 

感染力が強いため老人ホームなどで発生した場合、利用者、スタッフ全員の検査が必要になる。

 

 

治療薬

イオウ剤

イオウ末を10%の軟膏またはローションとして塗布する。
保険適応

クロタミトン

患部のみならず全身に塗布する。接触アレルギーに注意。
保険適応外だが黙認されている。

安息香酸ベンジル

成人は25%、小児は10%のローションとする。
中枢神経障害の副作用があるためインフォームドコンセントが必要。
保険適応外

γ-BHC

0.5~1%のワセリン軟膏とする。製造中止。
中枢神経障害の副作用があるためインフォームドコンセントが必要。
保険適応外

イベルメクチン

通常1回投与。重症例にはヒゼンダニのサイクルに合わせ2週間後に再投与。
内服前と5~7日後に血液検査が必要。
体重15kg未満の小児には安全性確立してない。高齢者は△

 

 

予防法

クロタミトンクリームを1週間1日1回全身に塗る。全身に塗ると1回で15~20g必要になる。

 

 

高齢者の疥癬の問題点

・オムツをしていたり、寝たきりだったりして皮疹の診察が困難。

・皮疹が典型像を示さないなどの理由で発見が困難。

・寝たきりや認知症など自分で治療はできない。

・家族や施設職員では塗り残しがある。

 

 


 

『在宅医療(褥瘡を中心に)』
 種田医院 院長 種田 明雄 先生

 

高齢者の皮膚の特徴
脂腺、汗腺の機能低下や皮膚の乾燥、バリア機能が落ちる。

在宅療養者、施設入所者の70%が皮膚疾患を持っている。

外用剤は基剤によって効果が全然違う。

 

 

褥瘡について
体重がよりかかる所が好発部位になる。

 

好発部位

仙骨部

肘頭部

踵骨部

後頭部

44%

33%

16%

7%

 

褥瘡発生の要因

局所的要因
①加齢による皮膚の変化 ②摩擦・ずれ ③失禁・湿潤 ④局所の皮膚疾患

全身的要因
①低栄養 ②やせ ③加齢、基礎疾患など ④薬剤投与

褥瘡の色調による分類 黒色期・黄色期・赤色期・白色期

 

 

その他の老人性皮膚疾患について

①閉塞性動脈硬化症・・・内科医との連携が必要

②糖尿病・・・内科医との連携が必要

③水虫、皮膚カンジダ、爪白癬・・・イトリゾールのパルス療法(3か月)、
                  ラミシール(6か月)、抗真菌剤外用

④皮脂欠乏性湿疹・・・保湿剤外用、抗アレルギー剤内服、スキンケア

⑤良性腫瘍、悪性腫瘍