お知らせ

平成27年度 中野区災害医療救護訓練

2016.02.23

平成27年度 中野区災害医療救護訓練
 
 平成27年9月26日(日)午前8時30分に震度6強の地震が発生したことを想定して、
中野区災害医療救護訓練がおこなわれました。今年は東中野地域の拠点医療救護所に指定されている中野区立第三中学校が会場となりました。
 当日は曇り空の中、9時より救助、応急救護訓練、11時より医療救護訓練が行われました。今年は本会で管理している災害用備蓄医薬品も用意してお薬相談コーナーとしてブースを設けました。

 当日、医療救護訓練では中野区医師会の先生方がトリアージをして軽傷と判定された方について、試験的に6枚の処方箋を出していただきました。災害用備蓄医薬品には品目にも数量にも限りがあります。医師会の先生には災害用備蓄医薬品リストを見て処方をしてもらい、処方日数は3日以内としました。
 お薬相談コーナーでは模擬患者さんに服薬指導をしました。普段の調剤では印字された処方箋が多く、薬情(患者さん向けの薬の説明書)、お薬手帳用の紙などプリンターで印刷しますが、災害時は処方箋も薬袋もお薬手帳もすべて手書きです。実際に模擬患者さんの目の前にある薬の箱から薬が出てくるので「本格的ですね」と感想をいただきました。

 災害時には特に有用なお薬手帳について、中野区立第三中学校の学校薬剤師の立山先生から説明させていただき、中野区災害医療コーディネーターの溝口先生からも災害時でのお薬手帳の重要性を話していただきました。

中野区災害医療救護訓練は毎年開催されています。年々、現実に即した訓練方法を取り入れています。誰でも参加できますので、近隣にお住まいの方はぜひご参加ください。

副会長 小川達也

 

医師会横畠理事よりトリアージの説明
 
高松副会長が
処方箋の発行について説明
手書きの薬袋、手書きのお薬手帳
服薬指導はいつもどおり